給排水配管を埋設する為の掘削状況です。
排水管は台所、・洗面・浴室は1/100の水勾配(1mで1cm)の傾きが必要となります。
トイレの配管は1/200の緩やかな水勾配(2mで1cm)の傾きの違いが有ります。
トイレの配管を緩やかにするのには理由が有ります。
通常の勾配で配管をすると汚物よりも水が早く流れ切ってしまう為、配管の
中に汚物が停滞し、配管詰まりを起こす為です。
水と紙と汚物が押流しされる様、わざと緩やかな勾配にしなければなりません。
汚水と雑排水と給水の3系統の配管を埋設しています。
太い方が汚水 少し細い方が雑排水です。
水道は現在の規定でφ20㎜の給水配管です。
十数年前はφ13㎜で各家庭に引込まれていました。
経験のある方もいらっしゃいますが、風呂、台所、洗面、トイレ等を
同時に使うと水栓からの水圧が落ちてしまい
ま す。
この現象対策の為、現在はφ20㎜の規定に変更されています。
又現在主流になっているトイレでタンクに水を貯めないタンクレストイレを
使用する場合20㎜配管にして於かないと、水圧不足の現象により
流れにくくなります。
まだ日本家屋の多くに細い給水管の家は多く残っており設備メーカーさんの
商品開発に対応出来ないお宅は良く有ります。