みなさま、はじめまして。
建都のフジイです。このたび、建都建築部のスタッフブログから、
ちょこっと独立して、介護ケアリフォームにまつわる日々のあれこれを
書かせていただくことになりました。
なるだけがんばって、更新しようと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、1回目の今回は外部階段に手すりを取り付けた事例をご紹介します。
京都はお家から外出する時に、何段もの階段があるお家が少なくありません。
今回ご紹介するお宅は16段もの階段がありました。
踏面は鉄平石貼りです。重厚感があり素敵ですが、雨や雪の日は滑りそうで
怖いこともあります。また長年のご使用により、鉄平石が浮いているところもあります。
ということで、今回はこんな手すりを取り付けました。
全長11.35mです。
素材はステンレスにPVC樹脂をまいた手摺です。
真冬でもヒヤッとした冷たさが、テンレスそのものよりずっとやさしいのです。
今回はお庭部分の手すりをはねあげタイプにしました。こうすることで、
前面道路から玄関まで手すりが途切れず、続けることができます。〇部。
そしてこの手摺の設置にあわせて、鉄平石の浮いているところを貼り直し、
雨樋には曲がって頂きました。⇦部。
今回のお施主さまは91歳のお母さま。昇りの動作は両手で手摺を持って、
横歩きになられると思います。
外部階段手すりは階段の両側にあるのが理想ですが、片側に設置する場合は、
お施主さまの身体状況にあわせて右か左かを決めます。
マヒとかの障がいがなければ、降りる動作の方が怖いので、降りる時の利き手側に設置します。
今回は理学療法士の先生と相談してこの形になりました。
安全に昇り降りできれば、これはいいリハビリになりますね。
そんなところで、今回はこのへんで失礼します。