こんにちは。フジイです。
またまた久々のブログですみません。
世間はすっかり梅雨、昨日も明け方と夕方、
雷とすごい雨が降っていました。
今週もあまりすっきりしないお天気のようですが、
雨対策をしっかりして、元気に行きましょう!
ということで、今回は前回の京町家のケアリフォームの続編です。
6月17日にお母様が無事退院されました。
そして、19日の晩に娘さんからメールが来ました。
退院3日目にして、ようやくインナーサッシを入れたことに、
お母様が気付かれました。
これで冬も寒さを心配しなくていいねと喜んで下さいました。
ああ、本当によかったです。
今回のリフォームのテーマ「お母様がリフォームしたことに気が付かない。」は
大成功だと娘さんに言って頂けました。やったぁ!
ということで、今回はこのインナーサッシの奥の12年前にさせて頂いた
トイレ改修と通路手摺取付をご紹介させて頂きます。
もともとは当時脳梗塞で左手がご不自由になられたご主人のために、
介護保険の住宅改修工事助成金を使って、浴室や洗面脱衣室に手摺を付けたり、
和式のトイレを洋式に変える工事でした。
インナーサッシをつけた窓から奥の離れにつながる通路のところにトイレがありました。
引違い戸の左側を開けると男子トイレ。
それぞれのスペースは洋式便器を置くには若干窮屈な感じでしたので、
間仕切り壁を移動して、十分なトイレ空間を確保し、
残りの空間は物入れにし、ポータブルトイレやトイレットペーパー等を
収納することにしました。
ご主人は左手がご不自由でしたので、便器手前の後方の壁には、
跳ね上げ式手摺の下地補強をしてあります。
本来でしたら、換気扇を新設したいところですが、
天井にある換気口があまりに素敵だったので、そのまま生かしました。
真ん中のへこんだところにこのひょうたん形の換気口がありました。
天井の仕様が違うところが広げたトイレスペースです。
そしてこのトイレにお母様の介助でご主人が安全に移動できることも大事でしたので、
通路にもたれても大丈夫な強度の欄干手摺を取り付けました。
これでうっかり中庭に落ちる心配もなくなりました。
この京町家のケアリフォームを通して、あらためて京町家の中に息づいている
先人の住まい方の知恵に感じ入りました。
12年前にご主人のためにしたケアリフォームが、今回お母様に役立ったこと、
本当によかったです。
先日、娘さんの介助で車椅子でトイレまで行かれるお母様の様子を見て、
ホッとしました。
やっと戻ってこれた我が家で、お母様がどんどんお元気になられますように。
そんなところで、今回は失礼します。
投稿者プロフィール
-
建都建築部でケア(介護)リフォームを主に担当しておりますフジイです。
ケアリフォームと言っても、高齢者の方や障がい者の方のためだけでなく、新築や一般リフォームの中にもケアの視点でかかわります。
お客様のこだわりを大切に、日々が楽しくなり、心地良く、安全な住まいづくりの日々のつれづれをご紹介します。
最新の投稿
- 新築2022.02.12オクダです!
- ケアリフォーム2022.01.27階段手摺は両側に付けてさらに安心。
- ケアリフォーム2021.12.11ふわふわした廊下を補強しました。
- その他2021.11.06地域のお仕事博物館を開催しました。